研究課題/領域番号 |
16K00435
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ウェブ情報学・サービス情報学
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研究機関 | 星城大学 |
研究代表者 |
藤田 高史 星城大学, リハビリテーション学部, 教授 (10460627)
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研究分担者 |
能登谷 晶子 京都先端科学大学, 健康医療学部, 教授 (30262570)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 認知症 / 生活支援 / 遠隔医療 / サービス情報学 / アルツハイマー病 / IT機器 / 服薬管理 / 服薬 / インターネット / 遠隔操作 / 情報システム / 医療・福祉 / 脳神経疾患 / 痴呆 / 実験系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究は施設入所のAD群15名、地域在住の非認知症群28名を対象に、タブレットパソコンのアプリケーション(アプリ)である記憶支援ツール「あらた」とSkypeのTV電話機能を用いて、服薬行動を促す実験を行い、その問題点と適応基準について検討したものである。結果、両群ともに、操作上の問題点は、画面タッチの正確さやシンボルマークの理解であった。また、適応基準は,Mini- Mental State Examinationでは「あらた」が16点、Skypeは21点がカットオフ値となり、「あらた」については、地域在住AD者についても、この適応基準が当てはまる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究のアルツマイマー病(AD)患者に対する遠隔での記憶支援ツールの操作上の問題点や、簡易認知スケールを用いたこのツールの適応カットオフ値を算出したことは、どのような点に介助や配慮が必要なのか、どの程度認知面が保たれていれば使用可能なのかを示すことができ、サービス情報学の医療・サービス分野に貢献できるだけでなく、今後、インターネット環境の普及に伴い、益々、遠隔からの生活支援が容易になっていくことや、わが国でのAD患者の増加が予想されている(厚生労働白書2018)ことを鑑みると、高齢者世帯または独居者のAD患者の生活支援に大きく貢献できる成果になったもの考える。
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