研究課題/領域番号 |
16K00453
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
図書館情報学・人文社会情報学
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研究機関 | 大和大学 |
研究代表者 |
藤澤 和子 大和大学, 保健医療学部, 教授 (30739420)
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研究協力者 |
打浪 文子 淑徳大学, 短期大学部, 准教授
小尾 隆一 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会, 常務理事
野村 美佐子 日本障害者リハビリテーション協会, 参与
山内 薫 元墨田区立ひきふね図書館, 司書
吉田 くすほみ 大阪特別支援教育振興会
吹田市立図書館
河内長野市立図書館
桜井市立図書館
調布市立図書館
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 公共図書館 / 知的障害者 / 合理的配慮 / 障害者サービス / 知的障害者の公共図書館利用 / 図書館学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、公共図書館で実施するべき知的障害者への合理的配慮の具体的内容と方法を明らかにすることである。知的障害者と家族を対象に公共図書館利用の実態とニーズについて調査した結果等をもとに、わかりやすい環境的配慮、わかりやすい資料、職員の対応とサービスの3事項について10種類の取り組みを、4館の公共図書館で実施し検証した。これらの実践を通して、知的障害者の図書館利用と読書支援を推進する合理的配慮のモデルケースを示した。合理的配慮を進めるためには、知的障害者のニーズを尊重し、図書館職員と施設や事業所職員が協力し合い、当事者と直接コミュニケーションをもって取り組むことの必要性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、知的障害者の図書館利用の実態とニーズを当事者と家族を対象とした全国規模の調査によって明らかにし、知的障害者に対応した合理的配慮のある障害者サービスの具体的な内容と方法のモデルを示したことである。これにより、知的障害者が公共図書館を平等に利用して読書する意義と方策について、公共図書館をはじめ、障害者事業所や家族支援者等に広く示した社会的意義があったと考える。
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