研究課題/領域番号 |
16K00499
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
学習支援システム
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研究機関 | 福山大学 |
研究代表者 |
尾関 孝史 福山大学, 工学部, 教授 (40299300)
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研究分担者 |
渡邊 栄治 甲南大学, 知能情報学部, 教授 (20220866)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 授業改善 / 授業評価 / リアルタイム / 行動解析 / 筆記のタイミング / 顔の向き / 電子ツール / 授業への集中度 / 視覚化 / 受講者 / 講師 / 集中度 / ノーティング / 講義 / 時系列解析 / 知的学習支援システム |
研究成果の概要 |
本研究課題では、ビデオカメラ及び電子ペンなどの電子ツールを利用した授業評価・改善システムを提案した。同システムでは、学生達の動作を「黒板や講師を見ている状態」、「ノーティングをしている状態」、「その他の状態」の3つの状態に分割し、授業への集中度を定量的に判断する。更に、これらの結果を授業中に講師に提供する。具体的には、(1)講義風景を撮影した映像から学生たちの顔部分の肌色画素数を調べることで,学生が正面を向いているかどうかを判断する。(2)電子ノートを用いて、学生達の筆記のタイミングを取得し、そのデータをサーバで解析する。そして、その結果のグラフを講師のパソコンにリアルタイムに表示する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般に、授業評価は、授業後の受講者アンケートによるものが多く、受講者の主観に影響を受けやすい。そのうえ、アンケートの設問の仕方によっては回答結果が変化する。また、クリッカーなどを用いて、リアルタイムにアンケートを行なうシステムは多くみられるが、これも受講者の主観によるもので、客観的なデータに基づき学修の状況を講師に提供するものではない。これに対して、本研究で提案する授業評価・改善システムは、受講状態の映像や受講者の筆記タイミング等の定量データを活用しようとする全く新しい手法である。このような客観的かつリアルタイムなシステムの提案は十分検討されておらず、本課題は、新規性の高い研究課題である。
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