研究課題/領域番号 |
16K00517
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
今岡 啓治 山口大学, 大学情報機構, 准教授 (50725869)
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研究協力者 |
可知 美佐子
小河原 加久治
新銀 秀徳
岸田 侑子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | マイクロ波放射計 / 輝度温度 / 相互校正 / 長期データセット / 機械学習 / 校正 / リモートセンシング / 人工衛星 / 地球観測 / 水循環 / 情報基礎 |
研究成果の概要 |
人工衛星搭載マイクロ波放射計による地球規模の長期観測データの蓄積は30年を超える規模となり、気候・水循環変動把握の貴重な記録となっている。本研究では、異なる複数のマイクロ波放射計で取得されたデータから、一貫性のある長期データセットを生成するための輝度温度相互校正手法を構築した。また、長期データセットへの情報学的手法の適用として、エルニーニョ現象等の自己組織化マップによる識別を試み、従来指標との比較を通じてその有効性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微小な変動を扱う気候変動分野では、長期データを構成する各々のセンサデータの校正誤差や経年変化の正確な除去が、研究の成否を決めると言っても過言ではない。この点で、相互校正手法の研究は本質的な学術的意義を有する。人工衛星観測の長期化や高度化に伴いデータの種類・量は肥大化の一途を辿っており、最新の情報学的手法の適用による解析の省力化・高速化が望まれる。従来手法との比較を通じて情報学的手法の信頼性を評価することで利用を促進し、気候変動検出や降雨災害等の実時間情報抽出へ繋がる点に本研究の社会的意義がある。
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