研究課題/領域番号 |
16K00524
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
河合 徹 国立研究開発法人国立環境研究所, 環境リスク・健康研究センター, 研究員 (30512719)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 水銀 / 生物移行 / モデル化 / 曝露評価 / 環境政策 |
研究成果の概要 |
全球多媒体モデル、全球水産統計データ、発生源寄与率解析を統合し、人為排出量削減に伴う環境・生物中の水銀負荷への応答を定量評価するための数理手法を構築した。人為排出量の長期インベントリを作成し、これを用いて、主要な人為排出の始まった1850年以降160年間のシミュレーションを行った。この結果を用いてソース―レセプター解析を行い、2010年における、魚類中の水銀の起源を推定した。この結果、海洋の全漁業海域において、過去主要な排出地域であった北米―ヨーロッパが、現在における魚類中総水銀の最大の起源となっている結果が得られた。また、全球水産統計データを用いて、漁業による水銀輸送量を推計した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2017年8月に水銀に関する水俣条約(水銀条約)が発効され、水銀の人為的排出量の削減に向けた国際的な取り組みが進められている。この有効性を定量的に評価するためには数値モデルを用いた検討が不可欠である。本課題は有効性評価のエンドポイントの一つである、水産物経由の水銀曝露量を地球規模で推定するための数理手法を構築するものである。水銀条約の有効性評価は条約発効後6年後までに行う必要があり(水銀条約22条)、この対応に資する成果が得られたと考える。
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