研究課題/領域番号 |
16K00565
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線・化学物質影響科学
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研究機関 | 第一薬科大学 |
研究代表者 |
藤井 由希子 第一薬科大学, 薬学部, 講師 (80733542)
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研究協力者 |
原口 浩一
木村 治
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 環境保健 / 体内動態 / 衛生学 / 有機フッ素化カルボン酸 / フッ素化カルボン酸 / 海洋汚染 / 環境動態 / 公衆衛生学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は残留性有機フッ素カルボン酸 (PFCAs)、フッ素化リン酸エステル類(PAPs)のヒト曝露と環境汚染の実態を明らかにすることである。具体的な研究成果は以下となる。1) ヒト血清中と食事中に含まれるPFCAs長期トレンドの解明、2) ヒト小腸上皮細胞モデル細胞における細胞内取り込み機構の評価、3)海洋哺乳類の組織別のPFCAsの分析による生体内分布の把握、4) 食用魚類試料を用いたPFCAsとPAPsの広域の海洋汚染実態の把握
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では長期に環境中・生体中に残留する有機フッ素化合物について、ヒト血清中濃度の経年変化、ヒト小腸上皮細胞モデルの細胞内への取り込み機構、大型海洋哺乳類(鯨類)の組織別蓄積傾向、食用魚類の地域別蓄積傾向を明らかにした。環境中の微量化学物質を、ヒト体内負荷量・環境動態の双方から評価することは、環境中の存在量の変動とヒトへの影響の関連性を評価する上で重要である。結果として有機フッ素化合物は日本近海の魚類に多くの蓄積が見られた。日本は海産物の消費量が多いことから、環境保全のみならず、食の安全の観点からも継続的なモニタリングが求められる。
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