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環境汚染物質・臭気の高効率除去システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K00583
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 環境技術・環境負荷低減
研究機関信州大学

研究代表者

姫野 修廣  信州大学, 学術研究院繊維学系, 教授 (20114887)

研究期間 (年度) 2016-10-21 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワード環境技術 / 環境汚染物質除去技術 / シャワークリーニング / 汚染物質除去技術
研究成果の概要

研究代表者が提案するシャワークリーニングシステムにおいて,サブミクロン粒子を凝縮核としたミストを発生させ,シャワー部の背後に-30℃まで冷却できる冷却部を設置して粉塵の除去実験を行った結果,冷却部に霜が形成されると,多孔質状態の霜表面にミスト粒子が捕集され,捕集が難しいサブミクロン粒子においても95%以上の高効率な除去が可能となることを明らかにした.
また代表的な悪臭成分であるエチルアミンについても除去実験を行ったところ,ミストを発生させることにより,ミスト表面で臭い成分が吸収され,ミスト粒子を除去することにより,シャワーのみの場合に比べてさらに大きな除去効果が得られた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

昨今環境汚染が大きな社会問題となっているが,環境汚染ガス・悪臭成分・粉塵等の環境汚染物質を同時に除去するのは難しい.例えば工場からの排気ガスの場合,粉塵については,粒径ごとにサイクロン,バグフィルター,電気集塵機を組み合わせた大規模装置で処理している.また臭いについては,これとは別に活性炭で吸着する方式があるが,処理効率が悪く,悪臭空気を何度も循環させるため,完全な除去には長時間を要する.それに対し,本研究で開発した,ミストを発生させ,シャワークリーニングと冷却部を組み合わせたシステムでは,大流量条件で粉塵と悪臭成分を瞬時に除去することができ,その意義は非常に大きいと考えられる.

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] ミスト生成と冷却除去法によるサブミクロン粒子の高効率除去に関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      姫野修廣,岩田拓実,田胡裕貴
    • 学会等名
      第56回日本伝熱シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] サブミクロン粒子の高効率除去法に関する実験的研究2018

    • 著者名/発表者名
      姫野 修廣,譜久山 恒士,岩田 拓実,佐野 健太
    • 学会等名
      2018年度 日本伝熱学会北陸信越支部 春季伝熱セミナー
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] サブミクロン粒子の高効率除去法に関する実験的研究2018

    • 著者名/発表者名
      姫野 修廣,譜久山 恒士,岩田 拓実,佐野 健太
    • 学会等名
      第55回日本伝熱シンポジウム
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-10-24   更新日: 2020-03-30  

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