研究課題
基盤研究(C)
インドール酢酸の単藻培養株まで純化したオゴノリ科海藻の成長、栄養塩吸収、糖、β-カロテン、電気泳動挙動へのインドール酢酸の影響を調べた。海藻粉末からのβ-カロテンの抽出方法とHPLCでの分析方法を新規に開発した。本研究によりIAAは紅藻類オゴノリ科海藻の代謝物質変動(糖、カロテノイド、電気泳動でのタンパク質挙動、酵素活性、窒素吸収特性の変動)に関係していることが示唆された。
本研究で開発した新規β-カロテン分析方法はβ-カロテンを海藻粉末から高効率回収かつ迅速分析可能であり、代謝変動の解析の研究を進める上で便利な分析方法になると考えられる。特に微量な代謝変動の解析に適していると考えられる。IAAが海藻糖、カロテノイド、電気泳動でのタンパク質挙動等に影響を与えていることを明らかにした。これらの結果はIAA等の微生物由来物質により海藻の成長量や窒素吸収特性を制御する技術のための基礎データとして価値があると考えられる。
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巻: 10 ページ: 59-66
130007785642
http://dep.chs.nihon-u.ac.jp/chemistry/
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