研究課題/領域番号 |
16K00603
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境モデリング・保全修復技術
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研究機関 | 工学院大学 |
研究代表者 |
酒井 裕司 工学院大学, 先進工学部, 准教授 (40361513)
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研究協力者 |
王 昶 天津科技大学
孫 兆軍 寧夏大学
陳 文清 四川大学
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 塩類土壌 / 酸性土壌 / 土壌改良 / 脱硫廃棄物 / コンクリート廃棄物 / 路盤材 / 重金属 / 廃棄物利用 / 土壌炭素 / セメント微粉末 / 環境技術 / 環境調和型農林水産 / 生態系修復・整備 / 廃棄物再資源化 / 土壌学 |
研究成果の概要 |
砂漠化、酸性化により農業生産及び植生が衰退した劣化土壌を改良するため、脱硫及び建築廃棄物を利用した土壌改良剤の開発を行った。中国の砂漠化及び酸性土壌を対象とし、改良剤として、脱硫石膏、石炭バイオブリケット燃焼灰、コンクリート廃棄物、セメント微粉末、路盤材を利用した。各種改良剤の単体及び混合物にて砂漠化及び酸性化土壌でのコンクリート廃棄物、セメント微粉末、路盤材及び脱硫廃棄物で土壌改良可能な改良剤を開発し最適施用量を示せた。塩類土壌における建築廃棄物利用では化学性改良は出来たが、物理性改良に混合及び施用量での改善の必要性が示された。更に、新規混合改良剤中の重金属定量にて利用の可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界各地で深刻化している砂漠化、酸性化による植生地域の減少や農業生産低下の課題に対して、脱硫廃棄物として脱硫石膏以外に石炭とバイオマスを利用した民生用脱硫技術からの燃焼灰、またこれまで検討されたことのない建築廃棄物として、コンクリート廃棄物、セメント微粉末、路盤材を土壌改良剤として適用して検討した結果、改良利用における可能性を示せたことは今後の土壌改良技術や廃棄物利用において新たな知見を示しており学術的、社会的にも意義がある。また、本研究では中国を対象として検討したが、他の地域での技術としての普及の可能性も十分に有している。
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