研究課題/領域番号 |
16K00608
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境材料・リサイクル
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
粕谷 健一 群馬大学, 大学院理工学府, 教授 (60301751)
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研究分担者 |
橘 熊野 群馬大学, 大学院理工学府, 准教授 (60504024)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 海洋生分解性 / 生分解性プラスチック / 時限生分解性 / バイオフィルム / 次元生分解性 / 海洋 / 生分解性高分子 / マイクロプラスチック / 精密時限分解 / 微生物叢 |
研究成果の概要 |
脂肪族ポリエステルAとBにおいて,誘導物質の添加による分解速度の上昇がみられた。Aに誘導物質を添加したフィルムの一部においても,分解速度の上昇がみられた。CとDにおいて,誘導物質の添加量が1%から10%まで増加するにしたがって,形成されるバイオフィルム量は増加した。 本研究により,脂肪族ポリエステルCを始めとした潜在的海洋生分解性高分子において,分解酵素誘導物質の添加によって,表面微生物叢構造が誘導物質のそれに近づくこと,特定の種類の微生物の集積やバイオフィルムの増加が生じる可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題において,海洋環境で分解しない潜在的生分解性高分子を誘導物質を添加し、バイオフィルム制御することにより分解させることに成功した。この結果により,生分解性プラスチックの弱点と考えられていた、使用中の物性低下を低減させながら分解開始時期を決めることが可能となった。本知見は、海洋での次世代の時限生分解高分子材料設計の基礎となる可能性が高い。
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