研究課題/領域番号 |
16K00619
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境材料・リサイクル
|
研究機関 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
研究代表者 |
下条 晃司郎 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構, 原子力科学研究部門 原子力科学研究所 先端基礎研究センター, 研究副主幹 (50414587)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | ナノ材料 / 廃棄物再資源化 / 抽出分離 / エマルジョン / エマルション / 物質徐放 |
研究成果の概要 |
本研究では、産業廃棄物から金イオンをリサイクルし、さらに回収した金イオンからナノ材料を合成することを目指した。5種類の抽出剤を開発したところ、テトラオクチルジグリコールアミド(TODGA)が金イオンに対して高い抽出分離能を示した。さらに、TODGAと界面活性剤AOTからなる混合マイクロエマルジョンを用いて、模擬産業廃液から金イオンのみを選択的に抽出することに成功した。マイクロエマルジョンに抽出された金イオンを還元したところ、単一な金ナノ粒子が得られた。しかしながら、中空を有するナノ材料を得ることはできなかった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では安定確保が困難である金を産業廃棄物からリサイクルすることで、環境保全および資源の有効利用を目指すものである。環境・資源の視点から社会的に意義があり、資源循環システムの構築による持続可能な社会づくりへの貢献が期待できる。さらに、回収した金をナノ材料として再資源化することは学術的にも価値も高く、センシング、医療、フォトニクス材料などへの応用が期待される。
|