研究課題/領域番号 |
16K00636
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然共生システム
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
大藪 崇司 兵庫県立大学, 緑環境景観マネジメント研究科, 准教授 (70423902)
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研究分担者 |
岡田 準人 大阪産業大学, デザイン工学部, 講師 (20512502)
福井 亘 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (60399128)
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研究協力者 |
ジョロゲ ジョン
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ユーカリ植林 / ケニア / 半乾燥地 / 分布適地 / 植林管理 / ワークショップ / 共同ワークショップ / ユーカリ / 植林 / シンポジウム / ヒアリング / 成育調査 / 客員教員 / GIS / 位置情報システム / 農家 / 人間環境 / 自然共生システム / 生態系サービス / 砂漠化防止 / ヒアリング調査 |
研究成果の概要 |
ケニア全体のユーカリ植林状況を得るため分布調査を実施した。この結果から、ケニアのどの地域で植林可能であるかを示す分布適地図を作成することができた。また農家が整備したユーカリ植林地において、樹木の成育と植林管理に対するヒアリングを行い植林木の成長経過や植林密度との関係について評価解析を行った。得られた管理情報は、現地ワークショップを通じて農家や現地政府職員などステークホルダーに提供することができた。 以上の研究により、ケニア全域でのユーカリ植林適地と半乾燥地での管理情報を把握することができた。今後、植林の実践により見本となる情報や管理技術の高度化などの課題が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ケニアの植林で良く利用されているユーカリを対象に、その分布適地の予測と農民の植林管理を調査することにより、半乾燥地における効率的な木材生産及び農家の生計向上に寄与することが見込まれる。ケニアでは国民の多くがエネルギー源として薪炭材を利用しており、燃材としてユーカリを利用することで燃材の供給量の増加に貢献し、薪炭材採取を目的とした森林伐採の減少にも資する。また建材としての利用も年々増加しており安定した供給が課題である。 これら研究成果をアフリカ諸国に発信していくことにより、アフリカ各国の半乾燥地における植林活動の推進及び砂漠化の防止にも貢献することが期待される。
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