研究課題/領域番号 |
16K00649
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
持続可能システム
|
研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
神 勝紀 信州大学, 学術研究院農学系, 教授 (40215166)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | キノコ / 廃培地 / 飼料 / ジュース粕 / 飼料化 / きのこ / 野菜ジュース粕 / 飼料価値 / ニンジンジュース粕 / 栽培成績 / 人工消化試験 / バイオマス利用 |
研究成果の概要 |
実験1.ヒラタケを一般培地(対照)および各種ジュース粕含有培地で栽培したとき,いずれの培地区でも対照区と同等の生産性を示し,子実体の抗酸化能は葉物野菜粕培地区で有意に増加した。 実験2.エリンギをニンジンジュース粕含有培地で栽培したとき,培地中のフスマ全量をこの粕で置換すると,栽培期間の延長を伴わずに収量が40%増加した。そこでこの培地を用いて大規模なエリンギ栽培を行い,その廃培地をサイレージ化した。このサイレージの品質は良好で,消化率は通常のエリンギ廃培地サイレージよりも高く,緬羊における嗜好性も良好であった
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒラタケを用いた実験では,産業的メリットは見いだせなかったが,抗酸化能のレベルが培地と子実体とで一致しないことが判明し,学術的に興味深い結果であった。一方,エリンギを用いた実験では,ニンジンジュース粕の培地添加によって,栽培期間の延長を伴わずに子実体の収量が大幅に増加し,またこの廃培地を用いたサイレージの飼料価値も準実用レベルであったことから,キノコおよび畜産業に対するメリットは大きいと思われた。
|