研究課題/領域番号 |
16K00709
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
デザイン学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
曽我部 春香 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (50437745)
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研究分担者 |
杉本 美貴 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (00635047)
森田 昌嗣 九州大学, 未来デザイン学センター, 特任教授 (20243975)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 河川防災 / 防災学習 / 河川水位レベル / 避難行動 / 河川 / 危険水位 / 警戒レベル / 防災情報 / 情報周知 / 情報提供 / 情報伝達支援 / サインデザイン / 情報支援デザイン |
研究成果の概要 |
本研究では、河川水位と各レベルでのとるべき行動を周知するための方法としてWeb上等での情報提供に加え、その情報にアクセスするきっかけを与えることが必要であることを示し、きっかけとなる異なる3種の学習ツールを制作した。学習ツールの利用状況から、きっかけに必要な要素として、その場にいる多くの人が関心を示すよう利用の連鎖を誘発する必要があり、学習ツール体験のなかで自分の実施した行為に対する変化が視認できることで利用が活発になり、その様子が他者と共有できることで利用の連鎖が起こりやすいと言えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究開始後に内閣府から警戒レベルが策定されたことから防災情報の伝え方については様々な検討がされているといえ、河川水位情報を例にWeb 等での情報提供における課題を明確にできたことは防災情報普及時の参考資料になるといえる。一般の人々にとっては重要情報がアクセスしたい情報ではなく、興味関心を持てる情報がアクセスしたい情報であることから情報へのアクセスのしやすさを創出するためのきっかけづくりの必要性ときっかけに盛り込むべき要素を示せたことは、個人の防災意識醸成の手段を検討する際に役立つものと考える。
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