研究課題/領域番号 |
16K00793
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衣・住生活学
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
村松 芳多子 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 教授 (40320709)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | カビ / ダスト / 生活環境 / 塵(ダスト) / 衛生 / 環境 / 微生物 |
研究成果の概要 |
室内塵(ダスト)1gあたり10の4乗個から10の5乗個前後のカビが検出された。多い月では、10の6乗個の検出が確認できた。すべての住宅において検出力ビは、Cladosporium、Penicilliumであった。次いでAspergillus属のversicolorとniger、および酵母であった。採取場所による大きな相違はみられず、類似傾向にあった。試料採取方法については、今後の課題である。 空中(室内)微粒子数、温度、および相対湿度の関連を確認したところ、温度や湿度に若干の影響を受けるものの、室内塵(ダスト)と同様に空中微粒子数は、経時的には大きく変動しないことが確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、住宅における室内空中カビと室内塵(ダスト)の関連を見いだすことにより、住環境の評価と健康・環境被害のリスク評価を行えるうえで、どの住宅からもCladosporium、Penicillium、Aspergillusが検出されたことは、大変意義がある研究となった。それらの3種類のカビは、人によってはアレルギーを引き起こす事がある。感受性の閾値は人それぞれであるが、一般家庭において室内でのカビ発生は望ましくない。室内塵(ダスト)1gあたり検出カビ数は10の5乗個程度を越えないよう日頃より心がけ、住環境を適切な環境に整えることが必要であろう。
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