研究課題/領域番号 |
16K00843
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 北見工業大学 |
研究代表者 |
新井 博文 北見工業大学, 工学部, 教授 (70295848)
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研究分担者 |
福永 健治 関西大学, 化学生命工学部, 教授 (30278634)
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研究協力者 |
山岸 喬
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ハマナス / ポリフェノール / テリマグランジン / 活性酸素 / 酸化ストレス / 低密度リポタンパク質 / アテローム性動脈硬化症 / 動物実験 / 食品 / 抗酸化 |
研究成果の概要 |
アテローム性動脈硬化症の発症機序として、動脈内皮細胞下で活性酸素種(ROS)および活性窒素種(RNS)酸化された低密度タンパク質(LDL)がマクロファージに貪食されることが示唆されている。本研究では、ハマナス花弁ポリフェノールの生理作用の一つとして、アテローム性動脈硬化症の予防効果を明らかにすることを目的とした。主要なハマナス花弁ポリフェノールであるテリマグランジンIは、ROSおよびRNSによるLDLの脂質過酸化およびタンパク質酸化修飾を強く抑制することが示された。ハマナス花弁ポリフェノールは生体酸化ストレスを抑制することで、アテローム性動脈硬化症を予防する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ハマナス花弁の主要ポリフェノールであるテリマグランジンⅠは、食品や生薬中に存在することが知られているが、その生理機能に関しては報告が少なかった。本研究では、ハマナス花弁ポリフェノールの新たな生理機能の一つとして抗酸化作用を介したアテローム性動脈硬化症の予防効果の解明を目指した。その成果として、ハマナス花弁ポリフェノールがアテローム性動脈硬化症の発症原因となる低密度リポタンパク質の酸化を強く抑制することが明らかになったことにより、その抗酸化作用を活かした機能性食品の開発に貢献できると考えられる。
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