研究課題/領域番号 |
16K00884
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 武庫川女子大学 (2017-2018) 関西医科大学 (2016) |
研究代表者 |
義澤 克彦 武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (70548396)
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研究分担者 |
岡本 芳晴 鳥取大学, 農学部, 教授 (50194410)
圦 貴司 甲子園大学, 栄養学部, 教授 (50330212)
結城 美智子 兵庫医科大学, 医学部, 助教 (60467587)
螺良 愛郎 関西医科大学, 医学部, 教授 (90098137)
竹之内 明子 武庫川女子大学, 生活環境学部, 嘱託助手 (20779227)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 網膜色素変性症 / 視細胞 / 抗酸化作用 / 酸化ストレス / N-メチル-N-ニトロソ尿素 / C3Hマウス / 遺伝性網膜変性症モデル / キトサンオリゴ糖 / 動物モデル / MNU / 機能性食品 / キチン・キトサン |
研究成果の概要 |
網膜色素変性症は最終的に失明を来す代表的な眼科疾患で、病態の理解と治療法の開発が必要である。N-メチル-N-ニトロソ尿素(MNU)誘発ラット網膜変性症及び遺伝性網膜変性症モデルでのキトサンオリゴ糖による病態抑制効果について検証した。その結果、COS水はMNU誘発視細胞障害及びC3Hマウスの遺伝性網膜変性を軽減させた。MNU並びにC3Hマウスの視細胞障害には酸化ストレスによる細胞死がしられており、COSによる酸化ストレスの軽減が病態抑制に関与していた。COSはヒト網膜色素変性症の病態抑制効果が期待できるものと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒト網膜色素変性症は視細胞の進行性の変性・消失を特徴とし、失明を来す遺伝性疾患で未だ治療法のない難病であり、その病態の理解と治療法の開発には動物モデルの存在が必須である。我々は、MNUを用いてヒト網膜色素変性症のラット・マウス動物モデルを確立し、その病態制御を試みてきた。キトサンは、日本人の日常生活で摂取する機会の多いカニやエビなどの甲殻類の甲羅・殻に含まれる多糖類の一種である。我々は甲殻類由来の抗酸化・抗炎症物質であるキトサンのオリゴ糖に着目し、MNU網膜色素変性症モデルと遺伝性網膜変性症モデルでの病態抑制効果を検証した。失明予防策の樹立に寄与するとともに治療法の提言も可能である。
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