研究課題/領域番号 |
16K00892
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 戸板女子短期大学 |
研究代表者 |
大塚 譲 戸板女子短期大学, その他部局等, 教授(移行) (20135833)
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研究分担者 |
能見 祐理 新潟薬科大学, 応用生命科学部, 助教 (20614887)
三原 瞳 戸板女子短期大学, その他部局等, 助手(移行) (20774631)
上田 悦子 鳥取大学, 医学部, 講師 (40335526)
宮本 紅 戸板女子短期大学, その他部局等, 助手(移行) (20831134)
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研究協力者 |
柴本 崇行
田野倉 美里
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 食物学 / 糖尿病 / AGE / インスリン抵抗性 / 食事 / 血中AGE / 遺伝子多型 / 抗酸化ポリフェノール / ゼーラニーンA / 抗酸化 / AGEs / CML / 機能性食品 / 遺伝子発現 / ベトナム産食材 / ポリフェノール |
研究成果の概要 |
糖尿病とかかわりのあると言われているAGEsの新しい精密分析法をLC-MS/MS等を用いて開発し、ヒトやマウスの血清中のAGEを測定したところ、AGEの種類によって食餌の影響などが異なっていた。ヒトではCMLとCELが糖尿病患者で上昇し、CML濃度はインシュリン感受性とは正の相関があることが認められた。アディポネクチン遺伝子多型などの影響も認めた。 血液等にゼーラニーンAを含む標品を添加したところ強いAGEs生成抑制力が認められた。CaCO2細胞を用いた消化吸収実験でゼーラニーンA はEllagic Acidとなって体内に取り込まれた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりゼーラニーンAは食品として摂取した場合に、腸管から吸収され、体内で強力な抗酸化物質として働き、糖尿病で上昇すると言われているAGEsの生成を体内で抑制することが明らかとなった。また新しいAGEsの分析法の開発はAGEsと糖尿病や他の生活習慣病の関係を今後明らかにしていくツールとして様々な知見をもたらすと考えられる。 糖尿病合併症が起きる原因として高血糖による糖化反応によるAGEs類の生成によるものだとも考えられている。従って本研究でゼーラニーンAは合併症を予防またはその進展を遅らせることのできる食品として期待できることが明らかとなった。
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