研究課題/領域番号 |
16K00908
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
桧垣 正吾 東京大学, アイソトープ総合センター, 助教 (50444097)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 放射性セシウム / コメ / 水田 / 経年変動 / 移行率 / 原発事故 / 土壌 |
研究成果の概要 |
研究対象とした水田の土壌からイネへのセシウムの移行について解析に必要な基礎的データを明らかにした。用水中の放射性セシウム濃度に季節変動及び新たな流入があることを明らかにした。また、水田土壌中に存在するアルカリ金属元素の中でも、セシウムのみ存在する化学形がカリウム等の他の元素とは異なることを明らかにした。また、非放射性セシウムと、福島原発事故由来のCs-137との間でも存在状態が異なることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、直接的に米の放射性セシウム汚染根治療法の提案には至らなかったものの、今後の解析を考える上での基礎となるデータである。また、極端な放射性セシウム濃度の変動は、原発事故によって特定の時間帯に一定の割合で放出したと考えられている水に不溶で比放射能の高い放射性セシウム含有微粒子の存在が原因である可能性が否定できず、今後、同分野の研究を進める必要があると指摘できる。
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