研究課題/領域番号 |
16K00909
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 鈴鹿大学 (2019-2022) 三重大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
翠川 薫 鈴鹿大学, こども教育学部, 教授 (20393366)
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研究分担者 |
村田 真理子 三重大学, 医学系研究科, 教授 (10171141)
中村 哲 広島文化学園大学, 看護学部, 教授 (40207874)
翠川 裕 三重大学, 医学系研究科, リサーチアソシエイト (10209819)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アルツハイマー / ラオス / 生活環境 / 国際保健 / 生活習慣病 / 国際研究者交流 / 東南アジア / 高齢者 / 認知症 / APOE / アルツハイマー病 |
研究成果の概要 |
途上国ラオスで我々は2005年から健康調査を実施してきたが、近年経済発展とともに糖尿病や高血圧などの生活習慣病が増加してきた。特に2017~2019年に60歳以上の健康診査を実施し、2007~2008の結果と比較したところ、体重、血糖値およびHbA1cに有意な増加が認められた。また、BMI25以上の者が約2倍、高血圧が約1.6倍、糖尿病が疑われる者は2~3倍に、認知症スケールが20点以下の認知症が疑われる者は、約1.5倍に増加していた。被験者の死因では、糖尿病関連が半数を占めており、今後生活習慣病の増加と共にアルツハイマー病(AD)などの認知症の増加が危惧される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
AD根治への治療法はいまだ確立されておらず、早期発見と予防が重要と考えられている。 AD は、有病率の人種差が大きく、APOE 遺伝子型に関しても、その発症率とは必ずしも相関しておらず、運動と禁煙等の生活習慣における予防効果が特に高いと言われている。ラオスでの遺伝子調査は我々の先行研究のみであり、AD 発症がきわめて低い現状から環境因子や生活習慣を調査しておくことは大変意義があると考える。ラオスでは、依然感染症対策が重要課題であるが、認知症対策の重要性は認識されており国際貢献としての責務は重要である。本研究は、医療費問題、社会問題の解決につながる成果が期待されることから大変意義があると考える。
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