研究課題/領域番号 |
16K00927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
食生活学
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研究機関 | 名古屋学芸大学 |
研究代表者 |
岸本 満 名古屋学芸大学, 管理栄養学部, 教授 (20454449)
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研究分担者 |
伊藤 智 神戸学院大学, 栄養学部, 助教 (30594428)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | カンピロバクター / リアルタイムPCR / モデル実験 / 二次汚染 / リスクアセスメント / 定量法 / リアルタイムPCR / モバイル型PCR / 伝播 / 調理工程 |
研究成果の概要 |
低菌量のカンピロバクターを検出・定量できる“G-RtPCR法”を確立した。また、調理工程で当該菌が二次および三次伝播することをモデル実験で明らかにし、その伝播率を明らかにした。さらにG-RtPCR法が微生物学的リスク評価に有用なデータを収集できることを実証した。なお、研究期間後半でG-RtPCR法を改良し所要時間を約30分短縮しかつ操作簡便性を向上させた。加えてモバイル型のリアルタイムPCR装置の検出感度、定量精度を検証、感度では劣るものの高い精度で定量可能であることを実証した。また、市販鶏肉トレーのドリップシートを検査対象にすることで汚染実態がより明確になることを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
カンピロバクターの消長(伝播・生残等)をモデル実験で明らかにし、リスク要因の分析を行い、リスクマネジメントに資するデータを提供する。またG-RtPCR法により得られた伝播率、伝播量のデータは微生物学的リスク評価に有用なデータとなる。さらにモバイル型のリアルタイムPCR装置を用いたより現場に近い場所での検出、定量が可能であることを示唆したことから、フードチェーン各所でカンピロバクターの検出・定量が可能となり、汚染低減や、衛生管理に資する検査が可能となることを示唆した。また市販鶏肉製品の汚染調査にはドリップシートの検査が有用であり、併せてドリップシートが食中毒の汚染源となり得ることを示唆した。
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