研究課題/領域番号 |
16K00950
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
日置 英彰 群馬大学, 教育学部, 教授 (00208737)
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研究協力者 |
大谷 龍二
鈴木 悠一
小島 知也
飯田 里穂
大竹 崇之
富宇 加亜美 群馬大学, 教育学部
野田 毅 神奈川大学, 応用バイオ科学部
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | インジゴ / 構造-機能相関 / 探究的な学習 / 構造―機能相関 / 探究的な学習活動 / 探究活動 / 化学 / 高校化学 / 染料 / 探究的活動 / 授業プログラム |
研究成果の概要 |
理科の授業では,実社会・実生活と関連づけながら,生徒が探究的に学習活動を行うことが重要である.そのような学習プログラムの好適な教材として,古くから染料として広く用いられてきたインジゴに着目した. 本研究ではまず,芳香環に様々な置換基を有するインジゴ誘導体を,学校の理科室で簡単に合成できる方法を開発した.次に,生徒が各種インジゴ誘導体を合成,染色し,その上で生徒同士の話し合いによって,構造―機能相関を探究的に明らかにする授業プログラムを構想した. これに基づいた授業実践におけるワークシートの解析から,本学習プログラムが理科における資質・能力の向上に効果的であることが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平成30年に告示された高等学校学習指導要領の改訂では,理数教育の充実が掲げられ,「日常生活や社会との関連を重視」し,見通しをもった観察、実験を行うことなどの「科学的に探究する学習活動を充実させる」ことが求められているが,好適な教材が少ない.本研究では生徒が既習事項を活用しながら,身近な物質であるインジゴを教材とし,探究的に学習できる学習プログラムを作成して授業実践を行った.その結果,生徒は既得の知識を活用しながら,染料の化学構造と色の関係について探究的に解明することができ,理科の学習プログラムとして好適であることがわかった.
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