研究課題/領域番号 |
16K00969
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
松村 雅文 香川大学, 教育学部, 教授 (50239084)
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研究分担者 |
加藤 恒彦 国立天文台, 天文シミュレーションプロジェクト, 特任専門員 (90413955)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 宇宙ビュアーMitaka / 天文教育 / プラネタリウム / 科学教育 / 天文学習 |
研究成果の概要 |
本研究では、小学校・中学校のクラスで効果的な天文学習を行うため、新たなデジタル式プラネタリウムやプラネタリウム・ソフトに対応した学習投影について研究した。 まず各地のプラネタリウムの学習投影の状況を調査した。杉並区立科学教育センターの学習投影では、日周運動の観察のために独自の工夫が行われていたことを確認した。 また国立天文台4D2Uプロジェクトで開発されたシミュレーションソフトMitaka使用の効果を調べるため、香川大学教育学部附属坂出中学校 及び まんのう町立満濃中学校で銀河系の研究授業を行った。この結果、Mitakaを授業で用いることで、子どもたちの興味関心は、より高まることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
杉並区立科学教育センターの学習投影では、天体とともに、格子(窓)を投影し、天体の運動を認識しやすくするというオリジナルな工夫があったことを見出した。杉並の方法は、没入的なプラネタリウムのドームでの日周運動の把握に効果的であり、今後のICTを用いた天文教育にも応用できると考えられる。 中学校3年理科で学習する銀河系は、従来、話や静止画のみで行われてきたが、本研究は、国立天文台4D2Uプロジェクトで開発されたMitataを用いることで、銀河系の授業はより有効なものになることを示した。銀河系の学習において、今後、広くMitakaが使われることが期待される。
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