研究課題/領域番号 |
16K00970
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
大橋 淳史 愛媛大学, 教育学部, 准教授 (50407136)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 環境科学 / メタン発酵 / クリーンエネルギー / 科学教育 / グリーンケミストリー / 教材 / 化学教育 / メタン醗酵菌 / メタン醗酵 / 教材開発 / 初等教育 / 中等教育 / 高等学校 / 環境化学 / 教材化 / 嫌気性発酵 |
研究成果の概要 |
クリーンエネルギー源として期待されるメタンを生成する、メタン発酵菌を探索する教育教材の開発に成功した。資源の採掘・確保には大きな環境改変を伴う。そのため、持続可能な開発を可能にする科学技術としてメタン発酵菌が注目されている。メタン発酵菌は、土壌に普遍的に存在し、有機物からメタンを生成する菌群である。土壌菌は、移動範囲が狭いことが知られており、たとえば大村智名誉教授の発見した放射菌のように特殊な能力をもつ菌が身近に存在する可能性がある。そこで本研究では、簡易で安価な手法でメタン発酵菌を探索できる教材を開発し、小学生による実証試験でメタンの発生と燃焼に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、誰でも行える手法を開発したこと、また探究を通して持続可能な開発目標(SDGs)への意識を高めることができることの2点である。 土壌菌は環境依存性が高いため、身近な地域から大きな発見が生まれる可能性がある。教材を用いて探索を行うことで、子どもであっても資源問題を解決する高性能なメタン発酵菌を発見する可能性がある。そこで1サンプル50円程度で探索が可能な教材を開発した。保温装置も含めて、学校現場や家庭で購入可能であるため、本手法で誰でも探索を行うことが可能になった。また、クリーンエネルギーの確保の研究を行うことで、SDGsについて意識し、科学技術の発展と生活の関係性を理解できる。
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