研究課題/領域番号 |
16K01002
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
鈴木 明彦 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (20235930)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 漂着物 / 環境教育 / 自然体験 / ビーチコーミング / 海洋環境 / 自然史教育 / 海岸漂着物 |
研究成果の概要 |
ビーチコーミングを、自然史科学の視点から再認識し、ビーチコーミング学として提唱した。北海道や奄美群島の離島で、野外調査と試料採集を行ない、海岸漂着物の教材化の基礎データを分析した。また、漂着物展示やビーチコーミング体験学習がある自然史系博物館において資料収集を行なった。 教員養成大学の野外実習を伴う授業で、学生に海辺での自然体験をさせ、漂着物を用いた自然史教育の実践的リテラシーを行った。また、漂着物を解説したガイドブックやリーフレットを作成し、学生の野外調査指導や教員の免許更新講習の資料として活用した。さらに小・中学校への模擬授業に学生ともに参加し、漂着物を用いた授業実践を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
趣味や遊びとして捉えられていたビーチコーミングを、自然史科学の視点から再認識し、学際的な自然史分野を横断するビーチコーミング学(Beachcombing Science)として提唱した。また、ビーチコーミング学の実践として、野外や室内において海岸漂着物から自然の多様性を理解し、それらを読み解く自然史教育のリテラシー能力を高めることを目標とした。具体的にはビーチコーミングに基づく自然史教育を、小・中学校への模擬授業に学生ともに参加し、漂着物を用いた授業実践を行った。さらに漂着物を活用した自然史教育リテラシーの総括を行い、その結果を子どもたちや一般市民向けの体験型アクティビティに反映させた。
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