研究課題/領域番号 |
16K01084
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 常葉大学 |
研究代表者 |
山下 浩一 常葉大学, 経営学部, 准教授 (30340110)
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研究分担者 |
小西 達裕 静岡大学, 情報学部, 教授 (30234800)
小暮 悟 静岡大学, 情報学部, 准教授 (40359758)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 学習支援システム / プログラム視覚化システム / プログラミング教育 / コードリーディング学習 / 知的教育システム / 教育工学 / 教授学習支援システム |
研究成果の概要 |
本研究は,コードリーディング支援システムを導入した授業を継続的に実践することによって,コードリーディング教育とプログラミングの能力向上との間にある相関性を明らかにすることと,授業実践から得られた知見を元に多様な学習者に対してプログラム理解を支援できる学習環境を構築することを目的としている。学習成果として算出された操作系列のグループ構造に対して定量的な分析を適用することは未達となったが,継続した授業実践の取り組みから複数のプログラミング学習支援システムを構築することができた。構築したシステムは実授業に投入されて新たな知見の発見をもたらし,学習支援環境構築についてのPDCAサイクルを形成できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の中で構築されたプログラミング学習支援システムは,プログラムの挙動を教師の意図に基づいて視覚化することのできるシステムであり,実授業における学習者のコードリーディング学習を支援するものである。コードリーディング学習は,その重要性は認識されながらも継続した実践の報告は少ない。本システムは,視覚化情報を教師が自身の意図に基づいて定義することを特徴としており,学習支援システムを導入したプログラミング教育実践の障壁を軽減するものと考えられる。これによってコードリーディング学習を組み込んだ授業設計が容易となることから,本研究は初学者向けのプログラミング教育に有益な環境を提供できたと考えられる。
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