研究課題/領域番号 |
16K01183
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
|
研究機関 | 函館工業高等専門学校 |
研究代表者 |
小林 淳哉 函館工業高等専門学校, 物質環境工学科, 教授 (30205463)
|
研究分担者 |
山田 誠 函館工業高等専門学校, 生産システム工学科, 教授 (20210479)
中村 和之 函館工業高等専門学校, 一般人文系, 教授 (80342434)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
|
キーワード | 局所元素分析 / 蛍光X線分析 / 文化財分析 / 非破壊分析 / 青銅製品 / 波長分散型蛍光X線装置 / 青銅器 / 出土遺物 / 元素分析 / X線遮蔽 / 凹凸補正 / 分析科学 / 遺物 / 造型 |
研究成果の概要 |
青銅あるいは鉛ガラス製の文化財に対して波長分散型蛍光X線装置を用いて元素分析する方法について研究した。文化財の凹凸を3Dスキャナで解析し、平滑部分だけが露出するプラスチック製マスクを3Dプリンタで作成した。そのマスクには金箔貼ってX線を遮断できるようにした。このマスクを用いて青銅貨やガラス玉の一部を露出させて元素分析をしたところ、それぞれ9mm2と8.5mm2の面積まで限定しても信頼性のあるデータが得られた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺物の作られた時代の地域間交流や技術の伝搬など社会科学的な検討を、遺物に含まれる元素組成からアプローチを行う研究がある。非破壊分析が原則の青銅製やガラス製の遺物に対して、高精度で元素分析する方法を提案することで、これまで以上の信頼性での社会科学的なアプローチが可能になる。
|