研究課題/領域番号 |
16K01197
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
中川 麻子 大妻女子大学, 家政学部, 准教授 (60468329)
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研究協力者 |
小島 咲
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 手芸文化 / 女子教育 / 服飾文化 / 博物館 / データベース / 明治時代 / 大正時代 / 昭和時代 / 手芸 / 作品復刻 / 学生 / デジタルアーカイブ / 刺繍 / 技芸学校 / 美術刺繍 / 美術染織 / 染織 |
研究成果の概要 |
本研究は明治~昭和時代の女子教育で行われた高度な手芸教育の再評価と、教育現場への活用方法を見出すことを目標に行った。関東の女子大学4校所蔵の手芸作品881点と手芸技法書5冊の画像からデータベース(非公開)を作成した。このデータベースを学生30名、手芸をする一般ユーザー4名に試用してもらった。この結果を受け、一般的なHP型とSNS型を作成し、データベースとリンクさせたことで、検索性と情報発信力が高まり、ユーザーの使用性が向上した。手芸文化を広く発信し活用するには、データベースは有効な手段であり、さらに汎用性の高いSNS等のフォーマットを併用することが重要であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
手芸は、現存作品も多く、社会的関心も高いにも関わらず、これまで十分な研究がされてこなかった。データベース作成によって、異なる大学の手芸作品について、技法詳細、作品例、制作年等を横断的に自由に検索できる。博物館で展示の機会が少ない手芸作品を誰でも手軽に閲覧でき、手芸作品の復元につながるなど、若い世代への伝承に有効な手段であることが明らかとなった。各所蔵館の画像公開の許諾等の問題は残るが、将来的に参加館やデータ数が増えれば、手芸文化の研究基盤として利用でき、教育現場への活用も可能となるといえる。
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