研究課題
基盤研究(C)
本研究はインド東海岸ゴダバリ・クリシュナデルタとその間に位置するコレル湖を対象とし、完新世における地形形成史の解明と、人類の活動と地形環境変化の関係を明らかにする目的で、ボーリング試料や衛星画像の分析、現地調査による試料採取と遺跡調査等を行った。その結果、ゴダバリ・クリシュナデルタおよびコレル湖の完新世における形成史が明らかとなり、遺跡調査と試料の年代より紀元前後の環境について考察した。期間中の新型コロナウイルスの影響もあり、広島県の太田川デルタをモデルケースとして、流域の人類の活動とデルタ形成に関する研究を新たに行った。
人口の集中するモンスーンアジアのデルタ地域においては、人類の活動と環境変化の地理学的視点が重要であり、平野の微地形や土地利用、自然災害軽減や生態系保全等等の地域的課題に資する研究が求められる。インド東海岸のゴダバリ・クリシュナ両河川は、インド亜大陸においてガンジス、インダス両河川に次ぐ流域規模をもち、東海岸に大規模なデルタを発達させている。本研究はこれらのデルタを対象に国際共同研究を行い、その成果としてデルタがどのように形成されたか、また現代におけるダム建設やマングローブ湿地の開発などに関する課題を論文として発表することができた。また、広島の太田川デルタに関しても新たな知見を得た。
すべて 2021 2020 2019 2018 2017 2016 その他
すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 4件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (8件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (5件)
たたら研究
巻: 第59号 ページ: 20-36
40022543821
Journal of Paleolimnology
巻: - 号: 2 ページ: 71-89
10.1007/s10933-020-00124-2
Marine Geology
巻: 427 ページ: 106229-106229
10.1016/j.margeo.2020.106229
考古学ジャーナル
巻: No.723 ページ: 3-4
学術研究(早稲田大学教育・総合科学学術院)
巻: 66 ページ: 153-168
120006455201
都市問題
巻: 109(6) ページ: 64-74
地理
巻: 63(10) ページ: 26-30
Geomorphology
巻: 296, ページ: 182-192
10.1016/j.geomorph.2017.08.022
Geographical review of Japan series B
巻: 90 号: 2 ページ: 66-75
10.4157/geogrevjapanb.90.66
130006292319
Wetlands
巻: 36 号: 4 ページ: 745-758
10.1007/s13157-016-0787-y
https://w-rdb.waseda.jp/html/100000272_ja.html
http://www.f.waseda.jp/sumik/
https://w-rdb.waseda.jp/html/100000272_ja.html?k=%E4%B9%85%E4%BF%9D%E7%B4%94%E5%AD%90
http://www.f.waseda.jp/sumik/index.html
http://researchers.waseda.jp/profile/ja.acc4e4a7820641c5c83644d69dc0929f.html