研究課題/領域番号 |
16K01242
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
山田 茂 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (50166708)
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研究協力者 |
田村 慶信
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ソフトウェア信頼性工学 / システム品質管理 / ソフトウェア開発効率化・安定化 / ソフトウェア信頼性モデル / 管理図法 / 工程能力指数 / 開発工数 / 統計的プロセス管理 / ソフトウェア信頼度成長モデル / フォールト検出率 / OSS開発 / アジャイル開発 / 品質管理 |
研究成果の概要 |
本研究では,品質指向ソフトウェアマネジメントの要素技術としての統計的プロセス管理法について議論した.つまり,管理図法に基づく定量的プロジェクト評価法による統計的プロセス管理法を,特に次世代型ソフトウェア開発として有望視されているOSS(オープンソースソフトウェア)開発およびアジャイルソフトウェア開発に対して適用した.さらに,OSSプロジェクトに対して,総合的ソフトウェア品質管理におけるプロセス品質と最終プロダクト品質とを結びつけて可視化するプロジェクト評価法を提案した.同時に,OSSプロジェクトの進捗安定性を定量的に評価するために,投入開発工数に基づくプロセス成熟度評価についても議論した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実際のソフトウェア開発では,顧客に対して「品質が作り込まれたことを,確かな根拠をもって説明する」ことが求められる.開発現場が抱える問題点を打開するためにも,そのための実践的技法の考え方も取り入れ品質指向ソフトウェアマネジメント技術が重要であり,品質の高いプロセスから品質の高いプロダクトを産出するためのソフトウェアプロジェクトの科学的管理法として,本研究で議論した,精度が良く現場への適用性・汎用性の高い定量的プロジェクト評価法が必要である.また,プロジェクト進捗安定性を定量的に評価するプロセス成熟度(開発進捗度の十分性)評価が効果的であり,本研究ではこのための先駆的技術についても提案した.
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