研究課題/領域番号 |
16K01248
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
八木 恭子 東京都立大学, 経営学研究科, 准教授 (80451847)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リアルオプション / 戦略的延滞債務 / コーポレートファイナンス / 企業買収 / 株式公開買付け / 確率的SIRモデル / ロックダウン / 最適停止問題 / 確率制御問題 / 最適停止 / 感染症モデル / Exchange Offer / 友好的合併 / 敵対的買収 / M&A / 企業ファイナンス / 買収プレミアム / 交換オプション / 計算アルゴリズム / クレジットデフォルトスワップ / デフォルト / 参入・撤退 / 企業合併 |
研究成果の概要 |
リアルオプション評価法を用いて,債務の戦略的延滞問題や企業合併の意思決定問題,感染症に関する最適なロックダウン問題に取り組んだ.債務の戦略的延滞問題では,債務を相互に保有する状況をモデル化し,株主が株式価値を最大にするような戦略の下で,返済の減免提案として,債務を株式へ交換する交渉について分析を行った.企業合併の意思決定問題では,敵対的買収と友好的買収に関するさまざまな分析を行った.また,感染症に関する最適なロックダウン問題ではワクチンの有効接種率を考慮した確率的SIRモデルに基づき感染症を制御する最適停止問題を考察した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
戦略的延滞問題および合併問題は,経済的インパクトが大きく,国際問題を扱う一方で,広くは経済学における主要なテーマである企業行動の問題である.また,感染症に関する最適なロックダウン問題は,COVID-19等の感染症が世界的に流行する下で,多くの国の意思決定者が経済活動への社会的影響と医療負担との間の実質的なトレードオフを考えた深刻な問題であった.本研究で用いているリアルオプションアプローチは,定量性な指針を武器として,さまざまな問題の解明に寄与すると信じている.
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