研究課題/領域番号 |
16K01359
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
関根 一光 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 講師 (50447182)
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研究分担者 |
浜田 賢一 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (00301317)
内藤 禎人 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 徳島大学専門研究員 (20509773)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 生体材料 / 人工臓器 / 生体適合性 / 足場材料 / 生物・生体工学 |
研究成果の概要 |
人工心臓適用時に用いられるチタン製血管カニューレとして,周囲の生体血管内皮組織が早期に創生進展する構造体を目標に,チタン材バルク体表面へ多孔体を焼成・焼結することでその多孔体構造内への組織誘導性を,またチタン材表面を細胞賦活化表面足場材とした化学的修飾による,構造学的・生化学的作用によるハイブリッドチタン製足場評価検討をおこなった。そのような試料について,化学的修飾体の定量,早期での細胞接着性による細胞賦活効果の確認,さらに生体内軟組織への埋入後の引き抜き試験により,生体組織への「組織癒合性を評価した。多孔質構造と化学的修飾によるチタン製足場材として,有利性のある足場材となり得る結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題は生体親和性材料であるチタンを基材として,“多孔質性材料の表面積の拡張”と“孔質への組織侵入性”という構造学的アプローチ,また“細胞接着性の向上”と“組織創生への高い足場効果”という生化学的アプローチを複合的に作用させることでの早期癒合性の細胞・組織足場効果をコンセプトとしている。現時点では,最終的なデバイスデザインには至っていないが,本課題の“自由度”として,患者様や術式に応じた孔質や形状で作成できる,いわばカスタムメイド医療としての側面も持ち合わせており,この“自由度”を軟組織以外を対象としたインプラント材料の開発としても検討したい。
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