研究課題/領域番号 |
16K01369
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 北海道科学大学 |
研究代表者 |
島雄 大介 北海道科学大学, 保健医療学部, 教授 (20404907)
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研究分担者 |
佐藤 斉 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (90285057)
砂口 尚輝 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (60536481)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 医用画像 / X線管 / 屈折コントラスト / トモシンセシス |
研究成果の概要 |
現状では大型加速器装置であるシンクロトロンでのみ可能な屈折コントラストによるトモシンセシスを、その普及を目指してX線出力の面で大きく劣るX線管で実現しようと試みた。しかし、使用可能であった工業用X線発生装置の焦点サイズが大きく、画像の精密描写には不向きであることが判明した。 そこで、モリブデンターゲットとタングステンターゲットでの特性X線の反射強度を調査して今後の見通しを検討することとしたところ、タングステンターゲットと対称反射結晶の組合せにより、モリブデンターゲットとの組合せの270倍の反射強度が得られることが明らかとなり、問題の1つであったX線強度に関しては解決できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
屈折コントラストによるトモシンセシスがX線管で実現可能となれば、日常診療の中で軟部組織の断層像が高コントラストで得られるようになり、特に乳がんの画像診断にこれまでにない知見を与え得る。 本研究期間内では焦点サイズの問題のため画像化までは至らずX線管から得られる単色の反射X線の強度特性を明らかにすることにとどまった。しかし、小焦点サイズのもと大出力が可能なX線管が開発されれば、X線管で屈折コントラストによるトモシンセシスの実現が示唆されるものとなった。
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