研究課題/領域番号 |
16K01379
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
百瀬 桂子 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (60247210)
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研究分担者 |
川島 一朔 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 脳情報通信総合研究所, 研究員 (90773292)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 事象関連電位 / 瞬目 / 運動視 / 視覚的注意 / 脳内ネットワーク |
研究成果の概要 |
運動方向を検出できる定常型視覚誘発電位における瞬目の影響を検討した.知覚される運動方向は誘発電位基本波の位相成分から検出できることを確認し,瞬目の出現後には位相のばらつきが特に後頭部(視覚野付近)において小さくなる傾向を確認した.運動知覚が維持されている場合には,瞬目は後頭部の応答の減弱を回復させる役割を担うことが示唆された.しかし,瞬目の出現パターンには個人差が見られ,誘発電位の高精度検出のための瞬目活用法の開発には課題が残された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
視機能を比較的簡易な設備で検出できるに脳波測定において,これまでは雑音として排除されてきた瞬目の役割に注目し,その活用について検討した.視対象の動きを捉える脳活動を対象に検討したところ,瞬目は後頭部の応答の減弱を回復させる役割を担うことが示唆された.瞬目の出現パターンから,誘発電位の高精度検出のための瞬目活用における課題を明らかにした.
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