研究課題/領域番号 |
16K01392
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生体医工学・生体材料学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
下田 恵 大分大学, 医学部, 准教授 (40284153)
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研究協力者 |
濱田 博喜
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | バイオナノカプセル / タキソール誘導体 / DDS製剤 / 薬物送達システム / 肝細胞癌 / DDS / ドラッグデリバリーシステム / 薬理学 / 酵素化学 / 生物変換 |
研究成果の概要 |
ヒトB型肝炎ウイルス表面抗原L蛋白質が酵母小胞体由来のリポソームに埋め込まれた構造のバイオナノカプセルは、肝細胞へ集積する特性をもつ、有用な薬物キャリアである。本研究では、バイオナノカプセルに抗癌剤誘導体を封入したDDS製剤の開発を行った。タキソールにグリコール酸を介してグルコシドを結合した配糖体誘導体を合成し、更にシクロデキストリングルカノトランスフェラーゼを用いるオリゴサッカライド合成により、タキソールのトリサッカライド誘導体を得た。バイオナノカプセルに、タキソールのトリサッカライド誘導体を封入した、肝癌細胞株に対する高い抗癌活性を持つ肝細胞癌治療用の薬物送達システム製剤の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトB型肝炎ウイルス表面抗原L蛋白質が酵母小胞体由来のリポソームに埋め込まれた構造のバイオナノカプセルは、肝細胞へ集積する特性をもつ有用な薬物キャリアであるが、抗癌剤を輸送することが困難な問題がある。本研究では、タキソール等の抗癌剤に、グリコシドを結合させた、タキソール誘導体を開発し、バイオナノカプセルへ封入した、肝癌細胞株に対する高い抗癌作用を持つ、肝細胞癌治療に有効な薬物送達システム製剤を開発した。
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