研究課題/領域番号 |
16K01403
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
野口 聡 北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (30314735)
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研究協力者 |
宮尾 亮介
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | NMR / 高磁場 / 磁場補正 / 磁場均一度 / 超伝導マグネット / MRI/NMR / 磁性流体 / 核磁気共鳴 / 超高磁場 / シミング |
研究成果の概要 |
次世代MRI/NMRの磁場補正技術の基礎検討を実施した。現在、世界的に第二世代超伝導体を使用した高磁場マグネットが開発されており、20テスラ以上の高磁場発生に成功している。そして、MITでは30.5テスラのNMR用マグネットが、日本でも9.4テスラのMRI用マグネットの開発が進められている。それらの次世代MRI/NMRマグネットで問題となっている、遮蔽電流による不正磁場の低減を検討してきた。また、遮蔽電流磁場を低減する手法を検討する前に、高精度かつ高速に磁場均一度を計算する手法および遮蔽電流を計算する手法も開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
QOL向上を目指す医療や製薬などの場で、より高磁場なMRIやNMRの開発が求めらている。日本や米国などでその開発研究が行われている。しかし、MRIやNMRは高度な均一磁場が求められるが、第二世代高温超伝導を使用したマグネットは遮蔽電流磁場と呼ばれる不正磁場が発生する。そこで、本研究では、その遮蔽電流磁場を正確にシミュレーションすること、マグネット自体の不正磁場を高速に求めることをまず実施し、その後、その不正磁場を低減することを検討した。この成果により、次世代MRI/NMRの実現が近づいた。
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