研究課題/領域番号 |
16K01432
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
新田 尚隆 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (60392643)
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研究協力者 |
沼野 智一
賀谷 彰夫
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 画像診断システム / 医療・福祉 / 生物・生体工学 / 超音波 / 磁気共鳴画像化法 / 音速 |
研究成果の概要 |
生体組織を伝搬する超音波の音速は、疾病等による組織変性と相関があることが知られ、疾病部位を特定する画像診断においては、音速分布の画像化が有用であると期待される。そこで本研究では、超音波画像化法と磁気共鳴画像化法を組み合わせることにより音速分布を画像化する方法について検討した。磁気共鳴画像化装置内で使用可能な超音波アレイ振動子を製作し、生体疑似材料を用いた実験的検証を行った結果、本技術の実現可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体組織を伝搬する超音波の音速は、疾病等による組織変性と相関がある。例えば、多くの腫瘍では、その周囲の正常な軟組織とは異なる音速を有することが知られており、また、変形性膝関節症初期における関節軟骨の変性はプロテオグリカンの減少とコラーゲンマトリックスの構造変化によって生じ、その結果として音速が変化し得る。このような音速の変化が捉えられれば、多くの疾病に対する早期発見が可能になるものと期待される。このことから、本研究成果は疾病の早期発見に資するものであると言える。
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