研究課題/領域番号 |
16K01517
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 文京学院大学 |
研究代表者 |
福井 勉 文京学院大学, 保健医療技術学部, 教授 (90199183)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 皮膚 / 変形性膝関節症 / 内反膝 / lateral thrust / テーピング / ラテラルスラスト / 動作分析 |
研究成果の概要 |
変形性膝関節症で見られる膝の外側への急激な動きやO脚を新しいテーピング方法で抑制させられるか検証した研究を行った。まずテーピング方法について検討を行い、膝外側の皮膚を伸張し、内側部を弛緩させる方法を適応した。また上半身にもバランスを考えた対応を考慮に入れる必要性があり追加検証を行った。次に、立案したテーピングにより、高齢者の歩行を動作解析装置で計測した。その結果、膝内反角度はテープ貼付により立脚期中平均0.92度減少し、それは足をついている立脚期のあらゆる瞬間に減少が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究結果はラテラルスラストや内反変形に対して短期的変化を示したと考えている。平均0.92度の変化は動作解析装置による介入前後の変化としては小さくはないと考えられる。本研究結果は皮膚の緊張状態が関節角度を変化させたと考えられ、われわれが考えてきた関節に対する影響をひとつ裏付けたと考えている。今後、テーピング方法の長期効果や疼痛に対する効果をさらに検討することによって、変形性膝関節症に対する保存療法の一助になり得ると考えられる。さらに皮膚に伸張応力を与える布地の開発が伴えば、テーピング不要の安全なアンダーウエア開発に結び付く可能性を有すると考えている。
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