研究課題/領域番号 |
16K01531
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
妹尾 勝利 川崎医療福祉大学, リハビリテーション学部, 教授 (50299260)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 肘システム義手 / 義手の懸垂 / 義手の実用性 / 義手の操作性 / 前腕能動義手 / 義手の装着感 / ソケット / 懸垂 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、肘システム義手の適応の拡大を目的に新たな懸垂方法を考案し、その実用性を検証することであった。 肘システム義手の懸垂方法は、模擬肘システム義手で検討した。懸垂方法の検討は、①スタンプシュリンカーのみ、②ソケットの形状を柵状にしてスタンプシュリンカーを使用したもの、③上腕カフの内側をシリコンコーティングしたもの、④上腕カフにBoAシステムを使用したもの、⑤スタンプシュリンカーとSAKAGEストラップを使用したもので行った。その結果、スタンプシュリンカーとSAKAGEストラップによる懸垂方法が、義手の装着感が良く、すべての切断高位への適応を示唆した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肘システム義手は、前腕切断者に対する従来の能動義手に使用される材料や部品で構成され、かつ、ハーネスを使用しないため装着感が良く、手先具の操作が容易である。また、この義手は岡山県においては特例補装具として公的給付の対象となっている。 よって、この義手の適応の拡大は、より多くの前腕切断者の両手動作再獲得につながり、その結果として、前腕切断者の社会における生産性を高めるものになる。
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