研究課題/領域番号 |
16K01544
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
森田 良文 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00241224)
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研究分担者 |
田邉 浩文 湘南医療大学, 保健医療学部リハビリテーション学科作業療法学専攻, 教授 (00769747)
佐藤 徳孝 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (60574374)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ロボット / ニューロリハビリテーション / 脳卒中 / トレーニング / 運動機能回復 / 分離運動 / 促通 / 医療・福祉 / リハビリテーション |
研究成果の概要 |
維持期における脳卒中片麻痺患者の上肢運動機能回復のためのテーラーメイド・ニューロリハビリロボットNR-Roboを開発した.NR-Roboに,トレーニング中に正常な筋収縮を促すための三つの促通機能を実装した.麻痺の程度が重度、中程度、軽度の片麻痺患者にNR-Roboを適用し,麻痺の程度と促通機能の有用性との関係性を明らかにした.三つの促通機能の調整パラメータに対するトレーニング中の身体状態を計測した結果,片麻痺患者の身体状態に応じて促通機能を最大限に発揮する促通機能の調整パラメータを決める方針を見出すことが出来た.さらに,二つの促通機能が手指伸展の運動機能回復にも即時効果がある知見を得た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は,脳卒中片麻痺患者の上肢運動機能をロボットを用いて効果的に回復させる方法について,片麻痺患者のトレーニング中(自動運動時)の生体情報とロボットの促通機能との関係に着目して探求した結果,一定の知見を得たことにある. 社会的意義は,研究分担者(田邉)によって脳卒中片麻痺患者の60%を占める重度患者に対して,運動機能を回復させるための徒手療法が開発されており,その時間的,身体的負担の解消を目的に,徒手療法の一部をロボットに代替させるNR-Roboの開発の礎を築けたことにある.
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