研究課題/領域番号 |
16K01595
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
久代 恵介 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (60361599)
|
研究分担者 |
小高 泰 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 自動車ヒューマンファクター研究センター, 主任研究員 (10205411)
山本 真史 日本福祉大学, スポーツ科学部, 助教 (40736526)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
|
キーワード | 運動 / 認知 / パフォーマンス / 空間 / 感覚 / 身体 / 運動パフォーマンス / 身体運動 / 上肢運動 / 知覚 |
研究成果の概要 |
目的の運動行為を達成させるためには,身体周辺の空間を正確に知覚し,それにもとづいた運動の生成が求められる.身体周辺の空間が感覚器を通して知覚される仕組みは,これまでの研究において詳細に調べられてきた.他方,個体が特別な空間として認識する「個人空間」など,中枢が認識する認知空間が存在することも知られている.本研究プロジェクトでは,中枢が認識する認知空間の性質とヒトの運動パフォーマンスとの関係性を調べた.その結果,認知空間は重力方向と身体の方向との空間的な関係性や感覚情報の変調によって歪みが生じ,運動パフォーマンスに影響を及ぼしている様子が明らかになった.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究プロジェクトは,ヒトが空間を知覚する認知科学的アプローチと,運動パフォーマンスを評価する運動学的アプローチの両側面を関連付けた学際的な試みとして推進された.本研究プロジェクトの遂行により,身体周辺の空間が中枢に表象される際,実存する重力空間とは一致しない歪みが生じ,このことがヒトの運動制御に潜在的に影響を及ぼしていることが示された.これらの知見は,ヒトのもつ運動制御の性質を読み解く手掛かりになるとともに,運動パフォーマンスを最大化するために利用可能な知識となり得よう.
|