研究課題/領域番号 |
16K01631
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
身体教育学
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
村岡 慈歩 明星大学, 教育学部, 教授 (70307990)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 筋血液量 / 近赤外線分光法 / 下腿三頭筋 / ストレッチング / 協働筋 / 静的ストレッチング / 超音波Bモード法 / 筋内循環 |
研究成果の概要 |
近赤外線分光法を用いてストレッチング時の筋血液量を測定することにより,ストレッチングの影響を筋血液量変化から検討することを目的とした.筋の力発揮とストレッチングという刺激を比較すると,筋内の血管を伸長させるストレッチングのほうがより大きな筋血液量変化が見られることが示唆された.これは,能動的な筋力発揮が困難な場合であっても,受動的にストレッチングを行うことによって,筋内循環をある程度変化させることができる可能性を示している.一方,阻血によって心臓方向への血液還流が遮断された条件で得られた結果から,ストレッチングにおける筋の相対的な伸長度合いには協働筋間で差異があることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストレッチングは筋肉を伸ばすだけでなく,同時に筋肉内の血管も伸ばすことができる.本研究では30秒間の静的ストレッチングによって,ふくらはぎの筋肉内の血液量がどのように変化するのか検討した.その結果,ストレッチングを行うと,一回の大きな力発揮よりも大きな血液量変化がみられ,このことは,血液が停滞しやすいふくらはぎなどの血液循環を良くするためにもストレッチングは有用であること示唆している.
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