研究課題/領域番号 |
16K01693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
スポーツ科学
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研究機関 | 日本大学 (2017-2022) 東北大学 (2016) |
研究代表者 |
北村 勝朗 日本大学, 理工学部, 教授 (50195286)
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研究分担者 |
佐々木 万丈 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (40280333)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | コーチング / スポーツ指導者 / 実践知 / 指導力養成 / 実践能力 / 熟達 / コーチングラダー / 指導熟達段階 / ラダー / 段階 / 臨床実践能力 / 指導力養成段階 / エキスパート / スポーツ選手 / トップ選手 / 熟達化 / エキスパート指導者 |
研究成果の概要 |
本研究は,指導熟達の段階に応じたステップを「コーチングラダー」と位置づけ,いわゆる実践知のはしごによって指導者の現在の臨床実践能力を確認し,段階的な指導力養成支援システムの構築を試みた。研究成果として,コーチング熟達過程のモデル化がなされた。すなわち,コーチング・ラダーは,省察性を伴う指導観の形成契機としての【指導者視点形成】,心理的関係性の構築と常態化としての【指導者作用力形成】,およびメタな視点を有した実践知の再構成としての【指導実践知獲得】の3つの要素によって示される熟達化過程への影響要因が看取され,指導熟達段階を経る中で洗練化され実践知の内実が高められていく点が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義として,スポーツ指導者育成を視野に入れた段階的な指導力養成支援システムの構築がなされた点があげられる。すなわち,実践知のはしごとしての意味を持つコーチングラダーによって,指導者の現在の臨床実践能力を確認し,次のレベルへの目標につなげていくことが可能となり,スポーツのコーチングに求められる暗黙知の習得および実践といった,指導現場で適用可能なシステムが提示された点である。
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