研究課題/領域番号 |
16K01780
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 明治国際医療大学 |
研究代表者 |
鶴 浩幸 明治国際医療大学, 鍼灸学部, 特任准教授 (10330044)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 自覚的耳鳴 / 体性感覚刺激 / 触圧刺激 / 鍼 / 経穴 / 東洋医学 / 円皮鍼 / セルフケア / 耳鳴 / 非侵襲的鍼刺激 / 指頭 / 圧刺激 / 治療応用 |
研究成果の概要 |
経穴(ツボ)への触圧および鍼刺激が耳鳴に与える影響を検討した。対象は健康成人ボランティア36名(平均年齢25歳)、一定の条件下で安定した明確な耳鳴を感じる者とした。以下の各45秒間の介入による変化を検討した。 1. 頚部や手部の経穴などに指頭で圧刺激を行い、32例の耳鳴が軽減した。2. 前記1で変化した部位に毫鍼刺激(13例、刺入深度約4mm)または円皮鍼貼付(10例、1.5mm)、非侵襲的鍼用器具の貼付(9例、0mm)を行い、毫鍼12例、円皮鍼8例、 非侵襲的鍼刺激8例で耳鳴が軽減した。 大きさが変化した時には有意に大きさが減少した。圧刺激の応用で有効刺激部位を簡便に検出できることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
耳鳴は自覚的で原因不明が多く、薬物療法のみでは治療が困難である。加齢に伴う耳鳴も増加している。 治療には鍼などの東洋医学的体性感覚刺激の観点からの研究も必要である。経穴(ツボ)への触圧刺激や鍼は苦痛を伴わず、簡便で安全である。鍼には円皮鍼(鍼の先端が約1.5mmでているもの)や触圧刺激を用いる方法もあり、はり師・きゅう師の指導を受ければセルフケアも可能である。 一方、経穴への触圧刺激や鍼の自覚的耳鳴への影響については日本でほとんど研究されていない。これらの関係性を研究することで耳鳴に有効な刺激部位や新しい対処法を検討することが可能となる。また、その作用機序を考える上での基盤になることも予想される。
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