研究課題/領域番号 |
16K01795
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 香川県立保健医療大学 |
研究代表者 |
樋本 尚志 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (20325343)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 非アルコール性脂肪性肝疾患 / サルコペニア / サルコペニア肥満 / 栄養介入 / 四肢骨格筋量 / 体脂肪量 / 非肥満 / チーム医療 / 栄養療法 / 運動療法 / 肥満 / 体脂肪率 / IGF-1 / 摂取エネルギー量 / 栄養指導 |
研究成果の概要 |
非アルコール性脂肪性肝疾患患者46例(男性24例,女性22例)でプレサルコペニアと診断されたのは男性3例 (13%),女性4例 (18%) ,サルコペニアと診断された症例は女性に1例 (5%) のみであり,サルコペニア肥満はみられなかった。骨格筋指数と相関する因子は,男性でBMI, IGF-1,エネルギーおよび脂肪摂取量,女性はBMIと骨密度のみであった。半年後に2回目の食事指導を行った男性6例は,蛋白質と脂質の摂取量が低下してエネルギー摂取量が低下し,骨格筋量が低下していた。女性13例は,炭水化物と脂質の摂取量の低下によりエネルギー摂取量が低下したが,骨格筋量は変化なかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD) 患者における四肢骨格筋量の低下は,非肥満者で体脂肪率の高い(いわゆる“隠れ肥満”)患者に多くみられ,NAFLD患者にはサルコペニア肥満がみられないことを明らかにした。また,四肢骨格筋量を規定する因子は男女で異なり,性別を考慮して治療介入しなければならないことも明らかとなった。さらに,非肥満者のNAFLD患者に栄養介入する際には,脂肪肝が改善しても四肢骨格筋量が低下することがあり,四肢骨格筋量にも注意しながら栄養介入しなければならないことが示唆された。
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