研究課題/領域番号 |
16K01804
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | 中村学園大学 |
研究代表者 |
木村 安美 中村学園大学, 栄養科学部, 教授 (00552415)
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研究分担者 |
赤木 收二 (赤木 収二) 中国学園大学, 公私立大学の部局等, 教授(移行) (80252922)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 介護予防 / サルコペニア / フレイル / 栄養評価 / 食料品アクセス / 低栄養 / 買物 / 高齢者 / 買物弱者 |
研究成果の概要 |
地域一般住民を対象とした調査により、買い物に行くための基本的な移動手段として必須である歩行能力の低下に関与するサルコペニアに関連する食事因子として、食事中の炭水化物摂取割合の上昇、食事量の減少、および歯の本数が少ないことが関連していることを見出した。また、筋肉量低値に低BMIが関わる可能性が示唆された。今回の研究から、主食、主菜、副菜をバランスよく組み合わせた食事の重要性が示唆されるとともに、口腔機能の維持による咀嚼能力の保持により食事量の減少を防ぎ、低栄養を予防し適正なBMIを保持することが、歩行能力に基礎をおく食料品アクセス能力の維持に有効であることを示唆する疫学的知見を提供した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
食料品等の買い物は日常生活の基盤であり、地域社会で自立した生活を営む上で不可欠なものである。しかし、高齢者を中心として食料品等の日常の買い物が不便や困難な状況に置かれている人々(買い物弱者)が数多く発生している。本研究では、買い物の基本的な移動手段として必須である歩行能力の維持を妨げるサルコペニアの要因として炭水化物摂取割合の上昇、食事量の減少、および歯の本数が少ないことを見出した。 今回の研究から、主食、主菜、副菜をバランスよく組み合わせた食事の重要性が示唆され、咀嚼能力の保持による食事量の確保や、適正なBMIを維持することが、食料品アクセス能力維持のために重要であることを明らかにした。
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