研究課題
基盤研究(C)
本研究では、超百寿者(105歳以上)の血漿糖鎖に多い高分岐かつ高シアル酸含有糖鎖のキャリアタンパク質を調べるためグライコプロテオミクスを行い、そのひとつがハプトグロビンであることを明らかにした。また、シアル酸の結合様式を識別して分析する化学誘導体化法 (SALSA)を用いて、超百寿者においてシアル酸の結合様式が変化する糖鎖があることを明らかにした。今後さらに、これらの糖鎖の健康長寿における生物学的役割を明らかにしていく。
本研究は、超百寿者の血漿グライコプロテオミクスから、健康長寿に特徴的な糖鎖のキャリアタンパク質のひとつがハプトグロビンであることを明らかにし、これらの糖鎖の生物学的役割を明らかにする端緒を作った。また、健康長寿に特徴的な糖鎖のシアル酸結合様式について、新たな知見を得ることができ、健康長寿マーカーを利用した新たな健康管理システムへの展開につなげる。本研究成果は、従来の基礎老化研究からは得られない健康長寿の実現に向け道を切り拓くものである。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 1件) 備考 (4件)
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