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廃用性筋萎縮抑制に対する他動的メカニカルストレスの関与

研究課題

研究課題/領域番号 16K01856
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 応用健康科学
研究機関社会医療法人社団蛍水会名戸ヶ谷病院(名戸ヶ谷研究所メカノメディスン部門)

研究代表者

原田 伊知郎  社会医療法人社団蛍水会名戸ヶ谷病院(名戸ヶ谷研究所メカノメディスン部門), メカノメディスン部門, 主任研究員 (00361759)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード筋萎縮 / 細胞外マトリクス / 線維芽細胞 / メカノトランスダクション / メカニカルストレス / 骨格筋 / 組織硬化 / 不動化モデル / 硬化組織
研究成果の概要

運動による各組織への機械的な刺激は固体の恒常性維持に貢献する。しかし、具体的にどの程度刺激が身体や各組織に反映されているかは不明なことが多い。特に、筋腱組織においてはマッサージや身体ストレッチなどの力学刺激の効果も認められており、運動以外の外的刺激の重要性も示唆される。本研究ではマウスと培養細胞を用いて、外からの力学刺激が筋萎縮抑制や硬化抑制に効果があるのかを検討した。その結果、筋組織の硬さに応答して増殖する線維芽細胞が存在することが分かった。その細胞は、筋組織の維持や速筋・遅筋の遷移に貢献する組織細胞のメンテナンス細胞であり、筋組織への外的刺激の新しい側面を見いだした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでに、筋組織には造血細胞由来ではない複数種の単核細胞が存在することが示唆されていたが、それはすべて同一の前駆細胞由来であることが示されていた。その細胞は異所性の脂肪となることも分かっているが、線維芽細胞へ分化した後の運命についてはまだ未解明であった。本研究で示された数種類の線維芽細胞も同一の系譜であることは確認されているが、線維芽細胞化の後にことなる表現系となっていることは新しい発見である。また、組織の硬さに応答して増殖し筋組織の恒常性維持に関わっていることは、今後加齢に伴う筋萎縮に対して新しい予防方法考案に大いに貢献する。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] MEKK1-dependent phosphorylation of calponin-3 tunes cell contractility2016

    • 著者名/発表者名
      Hirata H, Ku WC, Yip AK, Ursekar CP, Kawauchi K, Roy A, Guo AK, Vedula SR, Harada I, Chiam KH, Ishihama Y, Lim CT, Sawada Y, Sokabe M
    • 雑誌名

      J Cell Sci

      巻: 129(19) 号: 19 ページ: 3574-3582

    • DOI

      10.1242/jcs.189415

    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [学会発表] 上皮増殖因子の局所刺激に応答した細胞の走化性の解析2018

    • 著者名/発表者名
      須山孟、荒津史裕、原田伊知郎
    • 学会等名
      第41回日本分子生物学会年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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