研究課題/領域番号 |
16K01887
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
子ども学(子ども環境学)
|
研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
是枝 喜代治 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (70321594)
|
研究分担者 |
角藤 智津子 東洋大学, 人間科学総合研究所, 客員研究員 (00153528)
鈴木 佐喜子 東洋大学, 人間科学総合研究所, 客員研究員 (70196814)
杉田 記代子 東洋大学, ライフデザイン学部, 教授 (80171156)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 多職種連携・協働(IPW) / 障害乳幼児 / 移行支援 / 発達支援 / インクルーシブ保育 / 子ども環境学 / 発達・子育て |
研究成果の概要 |
本研究の目的は障害乳幼児を支える専門職(保育士・保健師・医師等)による多職種連携・協働(IPW)の実態を明らかにし、障害乳幼児の包括的支援に向けた連携支援体制のモデルを構築することである。この目的を達成するため北欧と豪州の現地視察を行い、望ましいIPWの在り方を検討した。また、首都圏近郊の保育所等に社会調査を行い、特別なニーズのある乳幼児の実態把握に努めた。社会調査の結果、個別の保育計画の作成率が極めて低いこと(40%)や地域の就学支援委員会が機能しにくいことなどが明らかとなった。他方、ヒアリング調査からは、地域の実情に合わせて有機的な連携を進めているケースのあることなどが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、日本においても地域の保健センターと幼稚園等が協働して、特別なニーズのある子どもや保護者に対する相談援助活動が進められている。しかしながら、専門職の公的な配置には予算措置が伴うことや、個々の専門職(保育士・保健師・医師等)の専門性や考え方の相違などから、効果的な多職種連携・協働(IPW)体制が進展しにくい状況にある。 こうした状況の下、本研究で取り組んだ地域のネットワークを生かした専門職の多職種連携・協働(IPW)体制の試行は、現代の日本の保育・教育界における喫緊の課題の一つとして考えられ、本研究で明らかとなった課題や成果を鑑みることは地域における有機的なIPWの構築に役立つと考えられる。
|