研究課題/領域番号 |
16K02023
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域研究
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研究機関 | 天理大学 |
研究代表者 |
五十嵐 徳子 天理大学, 国際学部, 教授 (80294156)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ロシア / 高齢者ケア / シジェルカ / 中央アジア / ペテルブルグ / 高齢者施設 / 少子高齢化 / 子どものキャンプ / 高齢化 / ジェンダー / 女性 / 介護 / 現地調査 / 高齢者 / ケア / 移民 / 移民女性 / ケア意識 |
研究成果の概要 |
ソ連時代と比べると高齢者ケアに関する法律や環境は整いつつあるが、まだ不十分である。家族介護(特に女性による)が中心であり、家族が担えない場合には社会福祉士が買い物などを行う。安価な中央アジア等からのシジェルカを個人的に見つけるというのが現実的な選択肢となっている。高齢者に家族がいても、家族が仕事、家事、育児で手いっぱいの場合には、公的な何らかの支援体制が不可欠である。今のところ高齢化率が日本ほど高くないことや寝たきりになる年数がそれほど長くないこともあり、高齢者ケア問題がそれほど大きく議論されることはないが、ロシアでも高齢化は確実に進んでおり、近い将来焦眉の問題となるであろう。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はロシアにおける高齢者ケアという先駆的な研究であり、日ロ関係にとって有益であり、その成果を国際的に発信することを意図とする。内容としては、ロシアにおける高齢者ケアの理想と現状とのギャップを埋めるための総合的な研究である。日本のロシア社会の分析において不足している高齢者ケア研究を当事者の目線からの分析を展開するとともに、ロシアの高齢者ケア分析の礎石となることを目的としている。
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